
C線のある駅には「指差す男」の都市伝説がある。
線路を挟んだ向こうのホームに立っているサラリーマン風の男が、こちら側の線路を指差す。何も無いようだが、「見てみろ!」というようにしきりに指差すので、身を乗り出して覗き込むと、電車が入って来る。この駅では実際電車との接触事故が多いのだ。
2018-12-31 20:19

C線のある駅には「指差す男」の都市伝説がある。
線路を挟んだ向こうのホームに立っているサラリーマン風の男が、こちら側の線路を指差す。何も無いようだが、「見てみろ!」というようにしきりに指差すので、身を乗り出して覗き込むと、電車が入って来る。この駅では実際電車との接触事故が多いのだ。
2018-12-31 20:19

写真が趣味のKさんは高校の同窓会の撮影を頼まれた。ずいぶん久しぶりの会だったのに、たくさんの旧友が集まり盛り上がった。かなりの数の写真を撮った。
次の日参加者に、揃って記念撮影した写真を送ろうとして、失敗したと思った。Oさんだけ写っていなかった。トイレにでも行っていたのだろうかと、他の写真も見てみたが、Oさんのいたはずの席にはずっと誰もいない。幹事に連絡して、Oさんが確かに来ていたのを確認した。彼も会場で撮った自分の写真を確かめてくれたが、Oさんだけがどこにも写っていなかった。
翌日、Oさんが同窓会から帰宅した後の深夜に、急死していたと聞いた。
2018-12-31 20:19

都内のタクシー運転手さんには有名な、幽霊トンネルがある。走行中に突然天井から人が降ってくるので、できれば通りたくなかったそうだ。慌てて急ブレーキを踏んで後続車に追突される事故も起きたし、探しても落ちたはずの人間は見当たらない。
そのトンネルの上の丘が、整備されて公園になった。造成中に古い人骨がゴロゴロ出て来た。骨を集めて別の場所で供養すると、人が降ってくることはなくなった。
2018-12-31 20:19

Tさんが二十代の頃、ある男性と親しくなった。彼の部屋に誘われて行くと、玄関ドアに蜘蛛が止まっていた。小さな蜘蛛だったので気にもとめず、2度目に行った時もいたが、特に何も考えなかった。3度目4度目に訪ねて行ってドアを見た時、蜘蛛がだんだん大きくなっている気がした。それでもまだ偶然と思おうとしたが、5度目にさらに大きくなった蜘蛛を見て、そのまま引き返した。急に怖くなり、これ以上の大きさになるのを見るのは、耐えられなかったからだ。
すぐに彼とは別れ、あの蜘蛛が何だったかは分からない。
2018-12-31 20:19

Dさんはしばらく前から、空を飛ぶ夢を度々見るようになった。飛ぶ夢は学生時代にもよく見ていたが、最近のものが決定的に違うのは、とにかくリアルなことだ。夜中に、今住んでいる6階の部屋のベッドから起き上がり、玄関を出て外廊下を進む。端まで来ると手すりに上り、そこから飛ぶのだった。空を飛んで行く時の風の気持ち良さまで、実際の出来事のように感じた。

ある晩遅くにDさんがマンションに戻ると、隣の部屋の女性がフラフラと歩いている。様子が変なので声をかけると、彼女はハッとして我に返った。自分が外廊下にいるのが信じられない様子で、ベッドで夢を見ていたはずだという。本当に歩いているとは思わなかったと言っていた。
Dさんと隣の女性は相次いで引っ越しを決めた。

このマンションは、飲食店やオフィスが並ぶ東西に400mほどの、都会のありふれた裏通りに建っている。しかし以前、通りの西端の高層マンションで飛び降り自殺があり、1年後にも転落死があった。2年後には東の端の方のビルで落下事故が起こり、次に西側の別のマンションで飛び降り自殺があった。さらに2軒先のビルでも飛び降り自殺があり、その隣がDさん達が引き払ったマンションだった。
それら全てが同じ通りの南側の建物だけで起こったのだ。
2018-08-13 21:00