カテゴリー: 薄闇怪談

  • 54.車窓

     Iさんがその日に限って反対方向の路線に乗ったのは、ある有名洋菓子店に寄ろうとしたからだった。  前日仕事のト…

  • 53.11月24日

     彼ら二人は仕事で、車の運転を交代しながら、山間部を廻っていた。 いつも営業所に戻る途中で「この山を越えられれ…

  • 52.送り火

    ※「迎え火」からの続き  弟は一晩中走り、騒ぎ、父が止めようとしても、幼児とは信じられないくらいの力で振りほど…

  • 51.迎え火

     昭和30年頃、彼女が小学生だった時の話。  その日の夕刻、祖母から迎え火の番をしているように言いつけられ、彼…

  • 50.かまいたち

    ずっと以前Fさんの通学路の途中には、野原があった。子供達は皆、近道としてそこを横断していた。「あの草むらには“…