
Dさんは若い頃父親と反目していた。
高校を卒業する頃には口もきかなくなっており、県外に進学した後は、実家に寄り付かないまま都会で働いていた。
父が倒れたと連絡があってもすぐには行かないで、もう本当に悪いようだと分かってから駆けつけた。父はすでに意識朦朧としていて、たまに目を開けても、時折意味不明な話しをするだけになっていた。
当時Dさんは夢だった仕事に就けず、彼女もできず、先の見えない生活に疲れていた。しかし父はあんなに怒っていたDさんのことを「あいつは大丈夫だよ」と、母に言ったのだそうだ。「すごく良さそうな人と結婚して子供も3人出来るんだよ」と嬉しそうに喋っていたという。それから間もなくして亡くなった。

20年後、母から農地を手放したいと連絡が来て、手続きの為に郷里を訪れた。見納めになるので、妻と3人の子供達も連れて、家から離れた場所にある畑を案内して歩いた。帰り道で娘の一人がバイバイと手を振るので聞くと、林の中からパパにそっくりなおじさんが、ニコニコしながらこちらを見ていたと言うのだった。
2020-12-31
こんにちは。
良い話、起承転結の「起と結」の構成ですが・・・
父には見えていたのか?または、言葉による効果なのか?
幼少の無垢の心を持つ娘さんには見える不思議な現象です。
2021年に突入したので、敢えてHAPPY NEW YEAR!!
本年もよろしくお願い致します!?(=^・ェ・^=)
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HAPPY NEW YEAR!🎍こちらこそよろしくお願いしまーす!😃
言葉による効果というのは確かにありますね🤫でも夢うつつのお父さんには未来が見えていた可能性もあります🤔きっと娘さんにも見えたのでしょう👻
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明けましておめでとうございます^^
今年もどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m
怖くない気持ちがほっこりするお話!
これから年末に発表された力作を読ませていただきますー。
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あけましておめでとうございます!🎍
こちらこそ今年もよろしくお願いします🐮
予言は怖さはなくても薄闇怪談には珍しい良いお話だったので発表しました😃
お時間のあるときゆっくり他の話もお楽しみ頂けると幸いです🙇♀️
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いいお話でした。
お父さんはDさんのことを信頼し愛していたのですね。
意識がもうろうとする中で、20年後に行っていたのかなぁ。
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お父さんには未来が見えたのでしょう🤔
Dさんもお父さんの言葉に救われて人生が好転して行ったのかもしれませんね🙂
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